格安SIMへの道③〜SIMとは〜
こんにちは、YKKIYです。
前回の記事でも触れましたが、 今日はSIMにまつわる事柄を解説します。
なお、今回の記事はボクと同様、ソフトバンクユーザーの方でこれから格安SIMへの乗り換えを検討している方向けに書いています。
一部、別の携帯会社だと当てはまらない個所もありますので、その点はご容赦ください。
SIMについて
SIMカードとは
スマホなどのモバイル端末には、インターネットや音声通話を行うために必要な小型のICカードが挿入されています。
SIMとは、Subscriber Identity Moduleの略です。
Identity=アイデンティティーとは自己同一性を意味しますが、 SIMカードには電話番号など契約者情報が記録されており、利用者を特定する役割を果たします。
このSIMカードの情報をもとに、携帯料金の請求が毎月来るんです。
SIMロックとは
「SIMロック」とは、他の携帯電話会社のSIMカードを使えないよう、モバイル端末自体にロックをかけることをいいます。
大手携帯会社が販売するモバイル端末は、基本的にその会社のSIMカードしか使えないようにSIMロックがかけられています。
このロックを解除しなくても、ソフトバンク端末だったらソフトバンク回線を使用しているMVNOの格安SIMであれば乗り換えることは可能です。
逆を申し上げれば、ロックを解除しないとソフトバンク端末の場合、ドコモあるいはau回線を使用しているMVNOの格安SIMには乗り換えることができません。
格安SIMへの乗り換えのためには、このSIMロック解除は必須ではないですが、選択の幅が狭まるんですね。
そして、「SIMフリー」とはSIMロックがかかっていない、またははずしたモバイル端末のことをいいます。
SIMロック解除可能な機種
機種によっては、SIMロック解除ができないものもあります。
ボクみたいにソフトバンクのiPhoneを利用している方向けに、SIMロック解除可能な機種を調べました。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus
2015年5月以降に発売された機種であればSIMロック解除が可能です。
ボクはソフトバンクのiPhone6sを利用していますので、解除はできるようです。
SIMロック解除の条件
SIMロック解除可能な機種が限られていることのほかに、いくつか条件があります。
主だったものを挙げてみました。
・契約者本人の購入履歴がある機種であること。
・購入日から101日目以降であること。(一括支払いの場合は100日以内でも可)
・既に解約済の場合は、解約日から90日以内であること。
なるほど、分割払いの場合は買ってすぐのSIMロック解除はできないんですね。
ボクの場合は購入してから3年経過しているので問題なさそうです。
SIMロック解除のメリット
SIMロック解除すれば、ソフトバンク端末の場合、ドコモあるいはau回線を使用しているMVNOの格安SIMにも乗り換え可能であることは、前述のとおりです。
また、SIMロック解除した後でもそのままソフトバンクで使い続けることが可能ですので、ひとまず解除しておいておくのも手の一つ。
将来、売却する場合にはSIMロック解除している=SIMフリーの方が買取価格が高くなるようです。
そして、注意しなければならないポイントとして、ソフトバンク解約から90日以上経過すると、SIMロック解除が不可能になることも忘れてはいけません。
仮にSIMロック解除せずに、ソフトバンク回線を使用しているMVNOへ乗り換えたとしましょう。
もし、そのMVNOの格安SIMに乗り換えたはいいいものの、思ったより料金が安くならないなどの不満が出てきた場合、ソフトバンク解約から90日以上経過していると、ドコモあるいはau回線を使用しているMVNOへの再乗り換えができなくなります。
以上のように、SIMロック解除はしておいた方が良いという結論になりました。
ただ、バックアップは取っておくほうが無難です。
SIMロック解除を実施する際、保存されているアドレス帳や各種データが消失する場合があるとの注意喚起が、ソフトバンクホームページで掲載されておりました。
SIMまとめ
SIMについて書いてきました。最低限のポイントは抑えることができたと思います。
・MVNO(格安SIM)への乗り換え選択肢を広げるために、SIMロック解除はしておいた方がいい。
・SIMロック解除にはいくつか条件があり事前に調べておく必要あり。
SIMロック解除の手続きについては、次回以降書いていきます。
それでは、また。